『易経ノート』:Apple Books Storeにて電子出版:2021年2月
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2021年2月 version 1.0 公開
ふとしたきっかけから易経に興味を持ち、ノートする事を始めました。孔子が謙遜して云う「述べて作らず。信じて古を好む」に少しでも習いたいと思いますが、容易な事ではありません。そんなわけで、既存の数多くの労作には大変お世話になりました。ノートするに連れて、時代を反映して様々な解釈が存在する事がわかりました。異なる注釈の中からどれかを選ぶ場合には、個人の趣味が選択に反映してしまう事は免れません。その場合に、本書の中ではなるべく統一する見方にしよう・わかりにくい記述は避けようとの点に留意致しました。
筆者のオリジナル的な加筆が含まれているかもしれないと推定される部分は以下の章節です。
1•3 先天図と後天図
結論:先天図中の卦の並び方は、小成八卦の生成過程と乾坎離の象を考慮すれば、説明される。
1•10•4 大衍之数五十と本筮法の解釈
結論:本筮法において、適切な四象の数を得る場合に許される総策数は、五十、四十九、四十八の場合だけである。総策数五十を選ぶ場合には、老陽の出現確率が高くなる。
- 本書の内容と構成の特色
◯全六十四卦全爻についてノート。
◯全六十四卦の全変卦一覧を掲載。
◯先天図中の卦の並び方について検討。
◯「大衍之数五十と本筮法の解釈」においては、総策数五十の由来と必然性について検討し、老陽と老陰出現の確率等について検討。
◯全六十四卦全爻についての占考を卦爻文とリンクする形で掲載。占考内容は、加藤大岳氏の著作から抜粋要約致しました。
本書の中に、関連分野の方々にとっては常識的な事柄と相違する内容が含まれている可能性もあります。お知らせいただければ幸いです。
『易経ノート』の目次
まえがき
第 1 章 基礎知識
1•1 太極・両儀・四象・八卦
1•2 小成の八卦
1•2•1 乾
1•2•2 坤
1•2•3 震
1•2•4 巽
1•2•5 坎
1•2•6 離
1•2•7 艮
1•2•8 兌
1•3 先天図と後天図
1•4 大成の卦(六十四卦)
1•5 大成の卦の成り立ち
1•6 変卦(六十四卦の一覧)・互卦・錯卦・綜卦
1•7 爻
1•8 生卦法など
1•8•1 運移生卦法・越爻生卦法
1•8•2 交易(交代)生卦法
1•8•3 消長生卦法
1•8•4 来往生卦法
1•8•5 越位来往生卦法
1•8•6 越爻来往生卦
1•8•7 易位生卦法
1•8•8 顚倒生卦法
1•8•9 内反生卦法
1•8•10 大卦(全卦)
1•8•11 似体
1•8•12 包卦
1•8•13 卦の来往
1•9 卦変
1•10 筮法
1•10•1 略筮法
1•10•2 中筮法
1•10•3 本筮十八変法
1•10•4 大衍之数五十と本筮法の解釈
1•11 実学易占
1•12 易経の構成について
第 2 章 易経六十四卦
2•1 乾 乾為天
2•2 坤 坤為地
2•3 屯 水雷屯
2•4 蒙 山水蒙
2•5 需 水天需
2•6 訟 天水訟
2•7 師 地水師
2•8 比 水地比
2•9 小畜 風天小畜
2•10 履 天沢履
2•11 泰 地天泰
2•12 否 天地否
2•13 同人 天火同人
2•14 大有 火天大有
2•15 謙 地山謙
2•16 豫 雷地豫
2•17 随 沢雷随
2•18 蠱 山風蠱
2•19 臨 地沢臨
2•20 観 風地観
2•21 噬嗑 火雷噬嗑
2•22 賁 山火賁
2•23 剥 山地剥
2•24 復 地雷復
2•25 无妄 天雷无妄
2•26 大畜 山天大畜
2•27 頤 山雷頤
2•28 大過 沢風大過
2•29 坎 坎為水
2•30 離 離為火
2•31 咸 沢山咸
2•32 恒 雷風恒
2•33 遯 天山遯
2•34 大壮 雷天大壮
2•35 晋 火地晋
2•36 明夷 地火明夷
2•37 家人 風火家人
2•38 睽 火沢睽
2•39 蹇 水山蹇
2•40 解 雷水解
2•41 損 山沢損
2•42 益 風雷益
2•43 夬 沢天夬
2•44 姤 天風姤
2•45 萃 沢地萃
2•46 升 地風升
2•47 困 沢水困
2•48 井 水風井
2•49 革 沢火革
2•50 鼎 火風鼎
2•51 震 震為雷
2•52 艮 艮為山
2•53 漸 風山漸
2•54 帰妹 雷沢帰妹
2•55 豊 雷火豊
2•56 旅 火山旅
2•57 巽 巽為風
2•58 兌 兌為沢
2•59 渙 風水渙
2•60 節 水沢節
2•61 中孚 風沢中孚
2•62 小過 雷山小過
2•63 既済 水火既済
2•64 未済 火水未済
第 3 章 繁辞上伝
第 4 章 繁辞下伝
第 5 章 説卦伝
第 6 章 序卦伝
第 7 章 雑卦伝
第 8 章 占考
8•1 乾
8•2 坤
8•3 屯
8•4 蒙
8•5 需
8•6 訟
8•7 師
8•8 比
8•9 小畜
8•10 履
8•11 泰
8•12 否
8•13 同人
8•14 大有
8•15 謙
8•16 豫
8•17 随
8•18 蠱
8•19 臨
8•20 観
8•21 噬嗑
8•22 賁
8•23 剥
8•24 復
8•25 无妄
8•26 大畜
8•27 頤
8•28 大過
8•29 坎
8•30 離
8•31 咸
8•32 恒
8•33 遯
8•34 大壮
8•35 晋
8•36 明夷
8•37 家人
8•38 睽
8•39 蹇
8•40 解
8•41 損
8•42 益
8•43 夬
8•44 姤
8•45 萃
8•46 升
8•47 困
8•48 井
8•49 革
8•50 鼎
8•51 震
8•52 艮
8•53 漸
8•54 帰妹
8•55 豊
8•56 旅
8•57 巽
8•58 兌
8•59 渙
8•60 節
8•61 中孚
8•62 小過
8•63 既済
8•64 未済
第 9 章 語句メモ
あとがき
- 本書に関するご意見質問等はメイルしてくだされば有難く存じます。
著者:加藤湖山
e-mail: kozan27ho@gmail.com
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